4月11日(水)エジプトの発掘物はぜんぶエジプトに渡してるんだそう
「昔オヤジが言っていた。カネは灰皿と同じ。貯まると汚くなるって。」と、発掘家の吉村作治氏が、そんな素敵なことを言ってますた。エジプトの遺跡発掘て年間に数億円かかるそうなんだけど、9割がた自腹なんだそうで、とにかく発掘資金を必死に稼ぎ続けているんだそうです。自著の本は出版社から出さず自分で印刷所に掛け合って作って、講演会へリュックに詰めて持ってって売りさばき、出演してるCMもクライアントの社長達が友人で、寄付は難しいけどCMの仕事の形で応援してくれてんだそうです。氏は「そういうもんです。探検とか実験とか芸術とか、やりたい事を続けるには、他人の金をあてにせず、まず自分で用意するのが基本であるのに、行政も企業もお金ださないヨ、、とか言ってウダウダしてる奴を見るとナニをあまったれた事言ってるんだ、と思っちゃいますヨ。」と、だいたいそんな事を語っておりますた。スケールこそ違うけど、納得するです。エジプトの発掘と大発見までを実現しちゃう熱意はホントに凄いと思いますた。仕事しながら、昔MDに録ったラジオを聞いてひとりウナっておりますた。